サンマのオイルサーフィン

気持ちのいい朝だ。朝は7:30に起きて、近所の喫茶店でモーニング。喫茶店に向かう途中、妻が突然「サンマのオイルサーフィン」と放った。その可愛さとギャグのセンスに思わず笑ってしまった。


時が流れるのは早いという話

社会人4年目になって、時の流れが加速度的に早くなっていくのを感じる。大学の4年間はあんなに長かったのに、社会人になっての4年間は非常に刹那的だった。新人の頃が昨日のことのように脳裏に蘇るが、あれは3年前という衝撃。昨日の新人歓迎会で先輩に懐かしい話をされた。自分のピヨピヨ期を見ていた元トレーナーだ。


ベコ事件

社会人1年目、まだ学生気分の自分は、色々と浮ついた行動をしては上司に叱られていた。当時、自分の課でべこのガチャガチャフィギュアがプチ流行した。頭を揺らす、東北の伝統工芸品をデフォルメして、「フルーツベコ」や「野菜べこ」のように1シリーズ5種類くらいの色違いベコがラインナップされており、なぜか自分はこれに激ハマりした。

最初はフラッと行ったモール系の商業施設で探す程度だったのが、終いにはネットでガチャガチャの在庫情報を探し回り、車で1時間以上かけて田舎の方まで行ったり、ありとあらゆるガチャガチャの森、未来屋書店、栄地下やイオンに行きまくった。さらには最後の一色(オレンジベコ)を揃えるために、出張先の大阪でも探し回り、オレンジが出るまで全部引くという強行策まで行った。恥も外聞もない。

今思えばなぜあれほど熱狂していたのか全く理解できないが、おそらく社会人になって自由に使えるお金を手に入れたので、ひもじい学生時代にはできなかった大人の遊びをやってみたくなったのだと思う。合計で2〜3万円は使った。コンプリートまでに数多くのベコが犠牲になったので、被ったベコたちは会社の同僚に配った。そのとき、自分はカプセルは捨てて中身だけ渡していた。

しかし、他の課の先輩(今はもう異動してしまった)が、流行が終わったあとも自分がベコにハマっていたのを覚えていてくれて、出先で見つけてはそいつを買って自分にくれていたのだ。正直そのときはすでにガチャガチャ熱が冷めていたので、はっきり言ってありがた迷惑だったが、可愛いものは嫌いじゃないので受け取っていた。しかしカプセルごと渡されるので、それを持ち帰るのが面倒で、会社の軟プラごみに捨てた。

数日後、課長に呼び出された。何事かと思いきや、「このゴミを会社に捨てたのはお前か」と、オレンジ色のカプセルを差し出された。あのときの恐怖は、人生でも5本の指に入るかもしれない。背筋が凍った。その後、「会社は遊ぶところではない、私物を持ち込むな」とこっぴどく叱られた。当たり前すぎて、情けなくて、しばらく立ち直れなかった。誰かが課長に報告したらしい。おそらく同僚たちでキャッキャしていたのが目に余ったのだろう。その不満も全部ぶちまけられた感じだった。自分だけじゃないのに……自分が叱りやすいキャラだからって、そんなに当たるなよとも思ったが、まあ自分も悪いのでなんとも言えん。

その当時、同じ課にいて横目で見ていたトレーナーの先輩が、その話を昨日の飲み会で蒸し返したのだ。ちょっとだけ、懐かしい思い出に浸った。


最近の新人はみんな優秀だ

最近の新人はみんな優秀だ。失敗したくないというタイプが多く、よく言えば周りがよく見えているし、悪く言えば積極性がない。私のようなバカはいないので一安心。自分のバカな話を聞いてもらって、少しでも教訓になったり、バカだなと私に話しかけるハードルが下がってくれればいいなとも思う。