実家に帰ると、なぜか情報が集まってくる

日曜日、妻が友達と遊びに行くというので一人で実家に向かった。近くにいるうちに気軽に帰る、それを自分のルールにしようと最近決めた。妻と一緒だとお互い気を使うし、事前の予告なしにふらっと寄るというのも難しくなる。親の元気な顔を見るだけでいい。それだけで十分な用件だと思っている。

そして毎回思うのが、実家は情報の集積所だということだ。母親がサロンの経営をしているので、勝手に人が集まってきて勝手に喋っていく。近所の話、知り合いの話、昔の仲間の動向。頼んでもいないのに情報が入ってくる。今日もそういう一日だった。


「名古屋の飲み屋で声をかけられて、そのまま結婚した」という話を聞いた

今日一番面白かったのが、高校ラグビーの同期の結婚話だ。プロのラグビー選手として活動している友人で、今は栃木のチームに移籍することになったらしい。その話の中で出てきたのが結婚のきっかけだ。名古屋のバーで飲んでいた時に、女性の方から声をかけられて、あっという間に交際・結婚まで進んだという。いわゆる逆ナンだ。

奥さんになった方は28歳で人材系の会社に勤めていて、顔合わせも奥さん側が主導した。その同期の親に直接連絡を取って進めたというから、徹頭徹尾リードしたわけだ。コミュニケーションが得意じゃない彼はかなり急かされた部分もあったようだが、結果として素晴らしいパートナーに出会えたと思う。三菱のトライトンというでかいピックアップトラックにも乗っているらしく、そっちも意外だった。人って環境に引っ張られる部分があるんだなと思う。

聞いた瞬間「そんなことある?」と思ったが、よく考えると周りでも似たような話を耳にしたことがある気がして、気になって調べてみた。


調べたら、ナンパ・逆ナンきっかけの結婚は約4%だった

国立社会保障・人口問題研究所の出生動向基本調査などによると、結婚相手との出会いのきっかけランキングは以下のようになっている。

  1. 職場・バイト先(約26%)
  2. 友人・知人の紹介(約10%)
  3. 学校・部活(約10%)
  4. 飲み会・合コン(約10%)
  5. マッチングアプリ(近年急増中)
  6. ナンパ・逆ナン(約4%)

ナンパ・逆ナンは全体の約4%。「少ない」と感じるか「100人に4人はそうやって結婚している」と感じるかで印象は変わる。確実にゼロではない。逆ナン婚の特徴は「女性側の行動力が高い」「出会いからのスピードが速い」「男性側が受け身型が多い」の3点に集約される気がする。声をかけた側がそのまま関係を引っ張るから、展開が速くなりやすい。友人の話もまさにその通りだった。

出会い方に正解はない。大事なのは出会い方じゃなくて、その後にちゃんと向き合えるかどうかだと思っている。名古屋のバーで飲んでいた男が声をかけてきた女性と結婚して栃木に引っ越す。フィクションよりずっとドラマチックな話が普通に起きている。


妻から「友達のことで言いづらいことがある」という話が出た

別の話で、妻から「友達のことで言いづらいことがある」という話が出た。妻の友人がワキガらしく、本人には言いづらいということだ。

これは多くの人が一度は直面するデリケートな問題だと思う。本人のためを思って伝えたい気持ちはあるが、傷つけてしまうかもしれないという不安もある。こちらも気になって調べてみた。


日本人の約10人に1人がワキガ体質。実は珍しくない

まずワキガの割合だが、日本人では約10%、つまり10人に1人がワキガ体質とされている。これには理由がある。ワキガかどうかは耳垢のタイプで判断できる。耳垢が湿っている「湿型耳垢」の人の約80%がワキガ体質とされていて、日本人の約16%が湿型耳垢なので、計算上10%前後になる。

世界的に見ると、アフリカ系人種はほぼ全員、欧米系人種は70〜80%がワキガ体質とされている。日本人の10%という数字は世界的には低い部類に入る。だからこそ日本では少数派であることへの意識が強く、本人も周囲も気にしやすい状況になっている。


友人のワキガを伝えるなら、こういう方法がある

「伝えるべきか、伝えないべきか」は難しい問いだ。ただ、伝える場合に気をつけたいポイントはいくつかある。

まず大前提として「非難ではなく、本人のために伝える」という気持ちを持つこと。これが伝わるかどうかで相手の受け取り方が大きく変わる。具体的な伝え方としては、会話の流れでさりげなく切り出す方法がある。「そういえばさ…」と前置きして、「最近ちょっと気になることがあって」と続けるのが比較的ハードルが低い。

さらに効果的なのは「一緒に対策を考える流れにする」こと。「私もこれ使ってみたんだけど」と具体的なデオドラント商品を一緒に紹介するような形にすると、指摘ではなくアドバイスとして受け取ってもらいやすい。逆に避けた方がいいのは、複数人がいる場で話す、冗談っぽく言う、具体的な指摘だけして終わりにするといったパターンだ。ワキガは遺伝的な要因が大きく、本人の努力不足ではない。その前提を持って接することが大切だと思う。


実家の換気扇がリコール対象だった。奇跡のタイミング

実家にまつわるびっくり話もあった。仕事で競合他社の浴室換気扇リコールを把握していて、それをチャンスにできないかと社内で作戦を考えていたところだった。ところが実家の換気扇がそのリコール対象の製品だった。実家に「換気扇を替えたい」と電話した直後、ポストを開けたらそのメーカーからの無償交換の案内が入っていたらしい。電話した直後にポストを確認したら届いていたという話で、こんなタイミングのことが本当に起こるんだと思った。おかげで新品に交換してもらえて、浮いた費用を駐車場の整備や洗面台の交換に使えたらしい。


蕎麦屋に10時半から並んで、お盆の日程も決まった

昼は地元の蕎麦屋「淡(タンタン)」へ。11時開店のお店で、10時半から並んで一番乗りで入った。炭菜そば・山かけそば・ざるつけそばに、なごの天ぷらや長芋の天ぷらがついたセットを食べた。どれも美味しくて、早めに行く価値がある店だと改めて思った。

オーストラリアのお土産を渡して、お盆の日程も決まった。妻と両親と妹で鵜飼を見に行く予定で、祖父母への訪問日程も決めた。来週を乗り越えればお盆というのは大きいモチベーションになる。9月の中津川フェスについても話した。50代の両親を連れて行くので日陰の確保が鍵になる。8月上旬に有料シェードエリアが販売されるらしく、Wi-Fiを切って5Gで待機して何としても取りに行くつもりだ。

親の元気な顔を見て、美味しいものを食べて、面白い話をたくさん聞いた。実家に帰ると毎回思うのが、来てよかったということだ。いつまでも近くにいられるわけじゃないから、帰れる時に帰る。それだけのことを、これからも続けていきたいと思っている。