式場から連絡が来た夜
夜に式場から連絡が来た。
内容はこうだ。「DVDですが、オープニングとプロフィールムービーを1枚にまとめていただいているかと存じます。大変恐れ入りますが、2枚それぞれのDVDに焼いていただくことは可能でしょうか。言葉足らずでのご案内となってしまい申し訳ございません」
は???
聞いてないぞ。しかも焼き直すとなるとキタムラで3,000円かかる。自分でもなんとか1枚で対応できないかと聞きながら、費用についても伝えようと、頭の中でぐるぐる考えた。式まで時間がない。揉めたくもない。でも向こうの案内不足じゃないか、という気持ちも拭えない。
まあ、モヤモヤしながら返信文を考えた。
注意事項を読んだら書いてあった
「そういえばチェックリストがあったな」と思って見直したら、書いてあった。
「2種類以上のDVDを作成する場合はディスクを分けて作成してください」
あーーー。
完全に自分のミスだった。ちゃんと読んでなかった。式場側の案内が足りないと思っていたけど、書いてあった。費用の話も少し言いにくくなった。自分でも悪いので。
でもここで終わらなかった。せっかくだからとチェックリストを全部読み直してみたら、まだあった。
チェックリスト、全部読んだら終わった
ざっと挙げるとこんな感じだ。
- 前後3秒の黒画面(音なし)を入れること
- メニュー画面は使わないこと
- 自分のDVDプレーヤーで再生確認してから持ち込むこと
- ディスクにタイトルと再生時間を手書きで記入すること
- 画面サイズは16:9で作成すること
- BGMは映像に収録した状態で持参、CDも別途持参
前後3秒の黒画面、入れてなかった。DVDプレーヤーでの再生確認、してなかった。ディスクへの手書き記入、気にしてなかった。もう全部やり直しだ。
2枚焼き直しで6,000円。前後の黒画面を追加して作り直して。それをまた持ち込んで。式まで2週間切ってるのに、まだこんなことをやっている。
400万払ってなぜ自分でやることがこんなに多いのか
正直、ここで言いたい。
結婚式って、ざっと400万円かかる。会場費、料理、衣装、装花、写真、映像、演出。全部足したらそのくらいになる。それだけ払って、なぜ自分たちでやることがこんなにあるんだ。
DVDの作り方のルール、黒画面の入れ方、ディスクの枚数、書き込み形式、ラベルの書き方。こういうことを事前に一言言ってくれる人がどこにもいない。「チェックリストを渡したので読んでおいてください」で終わり。読まなかった自分も悪い。でも、「これ見落としがちなので気をつけてくださいね」のひと言があれば全部防げた話だ。
式場のプランナーは、当日の進行や会場の段取りのプロだと思う。料理の手配、演出の調整、スタッフへの指示。当日はちゃんと動いてくれると信じている。でも「持ち込み素材の制作サポート」は範囲外らしく、そこは完全に自己責任になっている。
400万の内訳のほとんどは「その日の体験」に対してのお金だ。動画の作り方を教えてくれるサービスじゃない。わかってる。でもさ、DVDの仕様くらいは最初に口頭で言ってくれてもいいと思う。チェックリストを渡すだけで終わりじゃなくて。
プランナーって、一体どこまでが仕事の範囲なんだろう。と思った夜だった。
同じ失敗をしないために
愚痴はここまでにして、同じ目に遭わないための教訓を残しておく。結婚式でDVDを持ち込む人は絶対に読んでほしい。
まず、チェックリストは全部読む。当たり前のことだけど、やってなかった。「なんとなくわかるだろう」で進めると必ずどこかで詰まる。持ち込み素材のルールは式場によって全然違うので、最初から一字一句読んでおくべきだった。
次に、動画は前後3秒の黒画面(音なし)を入れる。これ、どの式場でも求められることが多いらしい。突然映像が始まると会場がバタバタするからだと思う。事前に入れておくと当日がスムーズになる。
DVDは種類ごとに1枚ずつ。オープニングとプロフィールを1枚にまとめるのはNG。再生機器の都合上、分けないといけないことが多い。まとめて渡せば楽だと思ったのが裏目に出た。
焼いたら自分のDVDプレーヤーで再生確認する。これをやっていない人は多いと思う。パソコンで確認してOKにしてしまいがちだけど、DVDプレーヤーで見ると再生できないパターンがある。面倒でも必ず実機で確認してから持ち込む。
ディスクにタイトルと再生時間を手書きで書く。「オープニング 2分30秒」みたいな感じで。当日、スタッフが複数のDVDを扱う中でどれがどれかを瞬時に判断するためのものだ。地味だけど大事。
提出期限を早めに確認する。式の2週間前までに持ち込みが必要、というルールがある式場は多い。ギリギリになって焼き直しが発生すると、その余裕がない。
結婚式の準備は、自分でやることが思ったより多い。誰かが全部やってくれると思っていると、こういうところで詰まる。それが嫌なら全部業者に頼む選択肢もあるけど、当然お金がかかる。DIYするなら自己責任で全部把握しておかないといけない。
式まであとわずか。6,000円払って焼き直して、またキタムラに行って、確認して持ち込む。面倒だけど、当日に問題が起きるよりはずっとマシだ。今夜はもう寝る。