朝、妻が首が痛いと言った
今朝、妻が首が痛いと言いながら起きてきた。原因はわかっている。枕だ。
1年半ほど前、近くのイオンに入っているオーダーメイド枕の店で、妻に枕を買ってあげた。誕生日のプレゼントだった。25,000〜30,000円くらいしたと思う。オーダーメイドだし、ちゃんと体に合わせてくれるというから、いいものだろうと思って買った。営業の人の押しも結構強かったし、まあ経験としてもいいかなというノリもあった。
でも、合わなかった。
仰向けで寝ている時はまだいい。問題は横向きに寝返りを打った時だ。両サイドが高く作られているせいで、横向きになると首への負担がでかい。寝返りが打ちにくいし、朝起きた時に首が痛い。妻はそれを毎朝経験している。
オーダーメイド枕の罠
オーダーメイドというと聞こえがいい。自分はスーツをオーダーメイドで作っているんだけど、これは本当に違う。肩幅が普通じゃないので、既製品だと肩が合わないか、腕が動かしにくいかのどちらかになる。オーダーメイドにしてからは体にスッと入って、動きやすい。多少高くてもその価値があると思っている。
だから枕もそういうものだろうと思っていた。でも違った。
理由がある。店舗でフィッティングする時に使うマットレスと、家で実際に寝るマットレスが違うからだ。店では「このマットレスの上で寝た時の高さ」に合わせて枕を調整する。でも家に帰ってみると、マットレスが違うから感覚も変わる。合わないと感じて調整に行くと「マットレスが合っていないんですね」という話になって、それで終わりというオチになる。要するに、どこまでいっても完全に責任を持てない仕組みになっている。
素材も固め、サイドが高い設計、寝返りが打ちにくい。ネットで調べてみると「仰向けはいいが横向きになるとダメ」という声がけっこうある。妻もまさにそのパターンだった。
枕に関しては、オーダーメイドより、自分に合う既製品を探した方がいいというのが今の結論だ。
捨てられない枕問題
困るのは、それが誕生日プレゼントだということだ。
妻としては、もらった枕を「合わないから捨てる」とはなかなか言いにくい。自分も「買い替えよう」と言い出しにくい。そういうお互いの気の遣い方が重なって、合わない枕を使い続ける日々が続いている。毎朝首が痛いと言いながら起きてくる妻を見るのは、正直かわいそうだ。
もうそろそろ終わりにしようと思う。睡眠は本当に大事だ。睡眠が悪いと1日のすべてのクオリティが落ちる。それはこのブログでも何度も書いてきた。だったら枕にこだわらない理由がない。合わない枕を使い続けることの方が、ずっとコストが高い。
毎朝「首が痛い」と言いながら起きてくる人を見ていると、なんとかしてあげたいと思う。睡眠は逃げ場がない。食事なら食べなければいいし、運動なら休めばいい。でも睡眠は毎晩必ず訪れる。その時間が毎回しんどいというのは、じわじわと体に影響する。早く動けばよかった、と少し反省している。
ニトリで安いやつをいくつか試す作戦
枕選びの正解は、高いオーダーメイドを1個買うことじゃないと思う。安めの枕をいくつか買って、何週間か実際に使ってみる。それが一番確実だ。
ニトリで数種類買って試してみようと思っている。1個1000〜3000円くらいのものでいい。それを3〜4個試せば、トータルでもオーダーメイド枕より安く済む。しかも実際の自分のマットレスで寝てみて選べるから、精度が全然違う。
自分の好みでいうと、薄くて柔らかい枕が合う。ホテルによくある、ボリュームのある高い枕は苦手だ。頭が沈んで首が浮く感じになって、朝起きると重たい。薄型の低反発枕みたいなものが一番しっくりくる。ふわっと沈んで、横向きになっても首に負担がかからない感じ。妻もたぶんそっちの方向が合うんじゃないかと思っている。
そういえば、ラグビーをやっていた友人がマットレスに十数万円かけたという話をしていた。そこまでこだわるのはすごいと思う。ただ、彼は夫婦でダブルサイズのマットレスにしてしまったらしく、本当はシングルを2台にした方がよかったと後悔していると言っていた。睡眠の質にこだわるなら、夫婦でも別々のシングルがベストらしい。寝返りの邪魔をしないし、相手の動きで起きることもない。なるほどなと思った。
今週末、枕を選びに行く
今日は会社に向かいながらこれを録音している。妻が毎朝首が痛いと言いながら起きてくるのを、もうこれ以上続けさせたくない。今週末、一緒に枕を選びに行こうと思っている。
オーダーメイドじゃなくていい。高くなくていい。ただ、ちゃんと眠れる枕を。それだけで朝の気分が全然変わる。睡眠は削れないし、道具で解決できるならさっさと解決した方がいい。誕生日プレゼントで買った枕に遠慮してしまっていた分、早く動くべきだったと反省している。「首が痛い」じゃなくて「よく眠れた」と言いながら起きてきてほしい。それだけだ。