華金、3年お世話になった先輩と飲んだ
今日は花金。入社からずっとお世話になっている60代の大先輩と、家の駅近くで飲んだ。先輩は東京への出張帰りで、そのまま合流する形になった。大衆居酒屋で、締めにラーメンまで食べた。最高だった。
先輩はとにかくパワフルな人だ。休みの日は10km走って、その日の米を5合くらい食べるらしい。よく食べる。よく動く。60代とは思えないエネルギーがある。話していると元気になる感じがあって、こういう大人になりたいと思う。
先輩の来し方
先輩は高卒で、関西の工場でずっと働いてきた人だ。その工場が畳むことになって、今は中部地方で単身赴任をしている。お孫さんもいる。そういう人生の重さみたいなものを感じながら話を聞いていた。
最近、お母さんが亡くなられたという話を聞いた。でも長男だから、葬儀の場では泣かずにやっていたと言っていた。親戚への配慮、段取り、全部を長男としてこなす。冠婚葬祭の、特に葬の方は本当に大変らしい。悲しみながらも仕切らないといけない。
先輩のお父さんは、先輩が25歳の時に亡くなられている。奥さんの妊娠が発覚してから1ヶ月ほどで、ということだった。自分も今ほぼ同じ年齢だ。その年齢で父親を失い、子供が生まれてくることが同時にやってくる。どれほどの覚悟が必要だったか、想像もできない。それでもちゃんと家族を育て上げて、今日も元気に10km走っている。すごい人だと思った。
「親より先に死ぬことが一番良くないからな。そこはクリアできた」と言っていた。60代になって、親を看取った人の言葉だ。いくつになっても親が死ぬのは悲しい。親子の関係は年齢に関係なく、変わらないんだと思う。
プライベートを大事にすることが、全部の土台
仕事の話もいろいろ聞いたけど、一番刺さったのはプライベートの話だった。
「いくら仕事を頑張っても、仕事で潰れているようではダメだ。奥さんや家族、親を大事にすることが、人生を豊かにする一番の支えになる」と言っていた。行事を大事にする、敬いの気持ちを持つ、マナーを守る。そういうことが結局、生き方の根っこになるという話だった。
「奥さんはあくまで他人だから、どれだけ信頼して、どれだけ許容できるかが男の役割だ」という言葉も残った。信頼しきること。そこが自分には最近できていなかったかもしれない、と思った。昨日の夜のことが頭をよぎった。
給料を妻に全部預けてみようか
先輩はお金の管理を全部奥さんに任せて、お小遣いをもらうスタイルだと言っていた。オールドスタイルだなとは思ったけど、「お前、豆腐の値段とかもやしの値段、知ってるか?」と聞かれて、即答できなかった。知らない。
今は妻と財布を別々にして、項目ごとに管理している。自分の方がしっかり管理できていると思っていた部分もあった。でも実際は、スーパーの食材の細かい値段も知らないし、毎月の出費の細かいところまで把握できていない。家計のマルチタスクを日常的にこなせるのは、やっぱり妻の方が得意だと思う。チャランポランじゃないし、責任感もある。
自分の親は貯金があまりないと聞いている。大学まで育ててもらったし、結婚の費用も援助してもらって、それは本当に感謝している。でも同じ道をたどるのは避けたい。だったら、給料を妻に全部預けて、自分は仕事に集中する形も悪くないかもしれない。反面教師というか、いい意味でそこは変えていきたい。
外に出れていない同僚のこと
先輩から、最近会社に来れていない同僚の話を聞いた。2歳の娘さんがいる人で、外にも出れない状態らしい。旦那さんも同じ会社で、ずっと働きっぱなしだという。
その人は自分のご近所さんで、一緒にご飯を食べたこともある。会社という場所で知り合った仲間だ。外に出れないということは、相当しんどい状態だと思う。本来は上司や旦那さんが気づいてあげるべきことなんだけど、他人の自分にも何かできることがあるかもしれない。
今夜は酔っ払っているので、明日朝起きて冷静になってから考えようと思っている。「何でも言ってください」という一言をLINEで送るだけでも、違うかもしれない。頼られたいとか、そういう気持ちじゃない。ただ、仕事がしんどくて仲間がいなくなるのは寂しいし、もったいないと思う。会社というきっかけで仲良くなった人を、そのまま流してしまいたくない。それだけだ。
今日はこのあたりで
酒も飲んで、いい時間だった。先輩と話していると、自分がいかに視野が狭いかを思い知らされる。仕事のこと、家族のこと、お金のこと、人付き合いのこと。3年間お世話になっている人の言葉には、経験の厚みがある。
妻への信頼、お金の管理、外に出れていない同僚へのひと言。明日から少しずつ動いてみようと思う。今日はよく飲んで、よく食べて、いい話ができた。こういう夜が積み重なると、人は少しずつ変わっていく気がする。明日も朝から色々あるので、今日はここまでにしておく。