静岡へ

今日は静岡まで先輩に会いに行った。大学のラグビー部の先輩で、半年ほど前から静岡に転勤してきている。ちょうどその頃に彼女とも別れたらしく、気になっていた。久しぶりに会いに行こうと決めた。

昼に静岡に着いて、まずうなぎを食べた。うな重と肝焼き。肝焼きが特によくて、むちゃくちゃ美味しかった。うなぎを食べるのが久しぶりだったこともあって、余計に染みた。先輩は昼からビールを飲んでいた。大瓶のアサヒで、一本でけっこう酔っていた。天気が良かったので、そのあと御殿場アウトレットまでドライブに行くことにした。富士山が見えるルートをサービスエリアに寄りながら、1時間くらいかけて向かった。

アウトレットでは、まだ渡せていなかった義母の日のプレゼントを買った。SABONの頭皮スクラブとバスソルト。義理の母へのプレゼントなので、ちゃんとしたものを選んだ。妻への分も一緒に買っておいた。御殿場のアウトレットは広くて、歩き回っているだけでも気持ちよかった。買い物はあまり得意じゃないけど、天気がいい日に開放的な場所でぶらぶらするのは悪くない。


今まで食べた中で一番うまい居酒屋

夜は先輩のおすすめの居酒屋に行った。最初に出てきたのが半生のサバフライ、レアのサバフライだ。食べたことない食感と味で、これが本当にうまかった。今まで食べた居酒屋の料理の中で、正直一番うまかったかもしれない。もつ煮も全部柔らかくて、出てくるもの全部が美味しかった。こんなに料理のレベルが高い居酒屋は、なかなか来られるものじゃない。先輩がここを選んでくれたのはよかった。

自分は車だったのでノンアルコールビールとお茶とコーラで乗り切ったけど、料理が良すぎてそれでも十分楽しかった。店主がユーモアがあって、いじってくれる感じも良かった。窓に向かって2人並んで食べる席で、外の景色を見ながら話した。お酒が飲めなくても、いい店で美味しいものを食べながら話すと、そこそこ気持ちよくなれるものだと思った。


先輩のこと

先輩はとある会社に勤めていて、売り上げも成績も好調らしい。でも転職をまた考えていると言っていた。繊細で純粋な人なので、仕事がうまくいっていても何かしら悩みはある。今は27歳で彼女もいない。元気そうにしていたけど、話の端々に孤独な感じがあった。ラグビー部の頃からずっと知っているので、無理しているときと本音のときの違いは、なんとなくわかる。

「そろそろ結婚した方がいいんじゃない」という話もした。本人も悪くないとは思っているみたいだけど、踏み出せていない感じがした。いくら仕事ができて稼いでいても、悩みはなくならない。それがよくわかった。

食事の間も、帰りの時間も、どうでもいい話から仕事の話、プライベートの話まで、いろいろ話せた。お酒が入ったこともあって、先輩も心を開いて話してくれた気がする。ラグビー部の頃の話も出てきた。あのころの話ができる人と会うのは、なんか落ち着く。そういう時間を共有できると、お互い少し楽になる。


結婚って、偉大だな

今日先輩に会って、改めて思ったことがある。結婚って、いい意味で楽だ。「楽」という言葉は誤解されそうだけど、責任がなくなるという意味じゃない。余計な不安や焦りが減るという意味だ。

結婚する前は、いろんなことが頭をよぎっていた。友達をもっと増やさなきゃとか、もっとモテたいとか、寂しさをどうにかしなきゃとか。誰かに認められたいとか、どこかに属していたいとか。そういうことを考えることが多かった気がする。

結婚してからは、そういうことをほとんど考えなくなった。悪い意味じゃなくて、いい意味で忙しくなったからだと思う。結婚式の準備、生活、お互いのこと。やることがたくさんあって、余計なことを考える隙がない。孤独になる時間がない。帰る場所が決まっている安心感というのも、大きいと思う。

先輩を見ていて、そのことをより強く感じた。仕事がうまくいっていても、売り上げが好調でも、孤独だとしんどい部分はある。人間は孤独に弱い生き物だと思う。誰かと一緒にいること、誰かのために動くことが、余計な考えを消してくれる。結婚はお金もかかるし、手続きも面倒だし、親戚関係もある。子供のこともある。大変なことだらけだ。でも、その大変さが日常を充実させてくれている側面は間違いなくあると思う。

先輩には早く結婚してほしいと思っている。余計なことを考えなくていい生活が、向こうにあると思うから。27歳だし、まだ全然間に合う。仕事もできて人としても誠実なので、ちゃんと向き合える相手に出会えたら、絶対うまくいくと思っている。

静岡まで来てよかった。美味しいものを食べて、久しぶりに話して、気持ちよく帰ってこられた。こういう日が積み重なると、人との縁が続いていく気がする。また来よう、と思えた日だった。