【検証】パソコンなしでスマホのシャッター音を消してみた

結論。スマホ一台で「adb」というコマンドを使えば、パソコンなしでもシャッター音は消せる。ただし手順は多め。最初の3回は失敗した。

きっかけ

子どもの寝顔を撮ろうとしてシャッター音で起こした。日本の端末はマナーモードにしても音が消えない仕様が多い。地域の規制らしいが、「うちの寝室には関係ないんだけどな」と思いつつ調査開始。パソコンを使う方法はよく見かけたが、仕事柄パソコンを開くタイミングが限られているので、スマホ完結の方法を探した。

まずはアプリをダウンロード

使ったのは「ADB Shell – Debug Toolbox」。Google Playで検索すればすぐ出てくる。

  • Google Playアプリを開く
  • 「ADB Shell」または「Debug Toolbox」で検索
  • 「ADB Shell – Debug Toolbox」(ColorBox Technology提供)をインストール

評価4.0、ダウンロード数100万以上。実績はある。ただし起動のたびに広告がそこそこ出るのが正直うざい。無料でも機能面は問題なし。

準備:開発者向けオプションを出す

  • 「設定」→「デバイス情報」→「ソフトウェア情報」の「ビルド番号」を7回連続タップ
  • 「開発者向けオプション」が追加される
  • その中の「ワイヤレスデバッグ」をON

ここまでは問題なし。落とし穴はここから。

最初の関門:2種類のポート番号

ワイヤレスデバッグの画面には番号が2つある。

  • ペアリング用ポート:「ペア設定コードによるデバイスのペア設定」を開いた時に出る番号
  • 接続用ポート:ワイヤレスデバッグの最初の画面に出ている番号

最初はこの2つを同じものだと思い込み、ペアリング番号をそのまま接続にも使い回した。結果このエラー。

error: protocol fault (couldn't read status message): Success

「Success」と書いてあるのに実際はエラー。30分溶かした。

正しい手順

①ペア設定(初回だけ)

  • 「ペア設定コードによるデバイスのペア設定」を開く
  • 表示された6桁コードと番号でアプリ内で実行
adb pair 192.168.11.20:(表示された番号)
  • コードを聞かれたら6桁入力。Successfully pairedで完了

②接続(毎回必要)

  • ワイヤレスデバッグのトップ画面に戻り、番号を確認
  • その場ですぐ実行
adb connect 192.168.11.20:(トップ画面の番号)
  • connected toで成功

③シャッター音を消すコマンド

adb shell settings put system csc_pref_camera_forced_shuttersound_key 0

エラーが出なければ完了。

もうひとつの関門:番号がすぐ変わる

接続用ポート番号は放置するとすぐ変わる。スクショを撮ってから接続しようとしたら、数分のタイムラグで無効になっていた。コツは「確認したらその場で即入力」。メモして別作業を挟むと高確率で失敗する。

よかった点

  • パソコン不要で完結
  • 一度ペアリングすれば次回から接続とコマンドだけ
  • 設定は普通の再起動では消えない

注意点

  • ポート番号を毎回確認し直す手間
  • 端末やキャリアの仕様で、地域の規制を理由に設定が自動で元に戻ることがある。確認コマンドは以下(0なら維持、1なら戻された)
adb shell settings get system csc_pref_camera_forced_shuttersound_key
  • 機種によってはこの設定項目自体がない場合もある

まとめ

パソコンなしでもadbは使える。押さえるべきは「ペアリングと接続は別番号」「番号はすぐ変わる」の2点だけ。寝顔を撮りたいだけでシャッター音に悩んでいる人の参考になれば。